いちょうの周りで

everyday life , walking and low mountaineering

月山

9月14日、取得期限が迫っていた夏季休暇を利用して月山。7時半に自宅を出発。山形自動車道終点の月山インターチェンジで一般道へ降りる。

六十里越街道に入り、途中で折れて月山ペアリフト駐車場まで約11kmほど曲がりくねった道を登る。リフト手前で入山料200円を払う。

10時32分に乗車。往復の料金は1,100円。

約15分でリフト上駅へ。

先ずは正面の姥ケ岳(うばがたけ)に向けて登頂開始。

飛行機雲が空間にアクセント。

姥ケ岳(うばがたけ)山頂が近づく。

右に月山、結構な距離があるように見える。

真ん中のS字が月山湖。

なんども修復や修繕されたと思われる歩道は歩きやすい。

このように平らなところは、ほぼ木道が整っている。

どこの景観も見晴らしがよく、爽快感があがる。

鳥海山が見えてきた。

姥ケ岳(1,667m)に到着。

西方。

北西。

北北西。

続いて月山までは左にある尾根づたいを進む。

分岐点。

月山側から。

月山沢が広がる。

山頂が近づく。

途中から南方を振り返る。リフトを降りてからはブナの森林限界を超え、すべて高山植物

よって、どこからでも広大な山なみなどの風景を望むことができる。

望遠鏡をのぞきながら進む。雲の向こう側ははっきりしなかった。

牛首を抜ける。

稜線を見上げると急こう配が分かる。

遠くに朝日連峰

すでに下山者もあり。

鍛冶月光(かじがっこう)がはじまる。暫くきつめの登りが続く。

12時28分、月山(1,984m)到着。

山頂は台地状なっていてスペースがある。四方を遮るものはない。

東方。

北北東。

北方。

残念ながら日本海は捉えらず。

珍しいことに地上から人と物資を運ぶヘリに遭遇。

冬の準備なのかこちらから(山頂小屋)運んでいものが多い。下のようにロープに荷物をぶら下げて飛んでいく。滞在中だけでも5~6回の往復あり。

山形県中央に位置する月山は、湯殿山羽黒山とともに出羽三山の主峰として山岳信仰の聖地として栄えてきた。

参拝。

羽黒神社から分祀月山神社

この空間に30名ほどの登山者。

昼食は、おにぎり(梅)1個、サラダチキン、チョコバー。

食事は十分だったが、水が500ml一本。足りなかった。

快晴で気温が高く、最低1リットルは必要だったね。

すべてを透きとおらせる。

頂上を抜けていく、とぎれとぎれの雲も見られたが、ほぼ無風。

下山間際にもヘリがやってきた。

雲が沸き上がる。

雲海。

食事を取っていた隣で、単独行の老年男子と夫婦らしき二人が会話。老年男子「昨日は鳥海山に上登ってきたんですよ」、そしたら、夫らしきが「そうですか、私は百名山は全て登りました」、脇の妻らしきは「私は6割ほどかな」、小生(声には出さず)「なに~!」。

見る限り、3人ともアラセブン。時間と資金、そして何よりも体力がある。まだまだ駆け出しと知る。

庄内平野方向。

「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」、松尾芭蕉の句碑もある。

鳥海山雄大だ。

ちょうど神社の後ろ、北側に見える。

13時33分下山開始。

山頂には約1時間滞在。次回はもうすこし時間を取りたいね。

急な山道の下りは苦労すると覚悟していたが、思っていたほどでもなかった。帰路はリフト上駅への直道を選択。

ここまでの高低差は400mほど。

ミヤマキンバイだろうか。

お花畑といわれる辺りと思われる。

急いだわけではないが、登りに比べると約半分の時間。

天気に恵まれる。

14時45分ごろにリフト下駅に到着。何か飲もうと小銭を出そうとしたらサイフが無い。山小屋のトイレで協力金の100円を入れたあとに落としたのかと考えていたら、ちょうどレストハウスに落とし物のアナウンスがあり、窓口に行ってみるとまさしく小生のもの。登山道に落ちていたものを拾ってきてくれた人がいた。感謝。で、ビー玉ラムネを飲むことができた。

駐車場で簡単な着替えを済ませ、天童最上川温泉「ゆぽぽ」まで行って入浴。浴場は広く、露天風呂やサウナも完備。350円とリーズナブル。そして宿泊地、と言っても車中泊だけど、道の駅天童温泉。山形県を代表するスーパーのヤマギワで購入した水曜日限定のちらし寿し弁当を肴に晩酌。アルコールが喉に浸みる。美味し。缶ビール2本、日本酒一合、缶酎ハイ1本を飲んで寝袋に入る。帰路の途中で丸茄子など山形産野菜を買って戻る。ガソリン代や高速料金など全てひっくるめて、15,695円。走行距離318km。達成感ありでした。