目次の前に”文学作品を10倍楽しむ法”があった。こういう風でいいんだよね、やっぱり。自由に楽しむことで、内容やそして感性を知る。知らなくても構わないし、意味があっても無くても構わない。それでも無駄なことは何もない。
◇小説に教訓をもとめるな
◇小説のテーマを考えるな-作品のテーマを考えてしまうのも国語教育の悪しき影響
◇登場人物に共感を求めるな-主人公が好きか嫌いか、共感できるかどうか、ではなく面白ければ許す
◇小説に感動を求めるな-泣くのは自由、けど泣ける作品が優秀とは限らない
◇純文学と娯楽小説では読むモードを変えよ-娯楽小説は物語の内容(ストーリーやプロット)に力点、純文学はそれ以外 娯楽小説はお金を出せば楽しめる遊園地、純文学は自分で楽しみを見るける登山
◇お話だけがすべてと思うな
◇WHATよりHOWに注目せよ-何が書かれているのかよりどう書かれているか
◇美はゆがみにこそありと思え-芸術は爆発、固定化された美意識を捨てよ
◇物差しはたくさん持て
◇困ったときには遠くを見よ-小説を読むにも少しは頭がいる