いちょうの周りで

everyday life , walking and low mountaineering

庄内行 二日目

初の車中泊。後ろのシートをフラットにして毛布かけて寝てみる。しかし背中が冷えて眠れない。耐えられず寝袋を出す。シートにそのまま寝るのとは違い保温がある。これで大丈夫かと思ったが、今度はシートのデコボコやシートベルトの接着部分があたって落ち着かないし痛い。やったことがないというのはこういうことかと知る。さんざんな眠りのまま朝を迎える。おまけにこの日は放射冷却による今夏の最低気温の12℃。寒かった。

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周りの連中をあらためて見ると、車で暮らしているという感じが漂う。準備万端というべきか。寝るスペースを確保し、必要なものがきちんと整理されている。

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準備不足を痛感しながら次の目的地の丸池様へ出発。酒田へ戻るルートを見ると車で45分程度。途中のコンビニでコーヒーを買って余裕をかましていたら道が解らないまま道の駅鳥海まで来てしまう。もう一時間以上が過ぎている。272.4km。

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いずれ国道から左にはいる道がみつからるとさらに北上。すると鳥海国定公園の三崎公園まで来てしまう。晴れ渡った朝の日本海が絶景で降りて公園を巡る。279・9km。

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遠くに飛島。

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波も穏やかそう。

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岸壁には釣りする人も。公園を歩きながらも、次の目的までのルートが不明のため、気が焦る。ここは松尾芭蕉が通ったの奥の細道でもある。もっとゆっくり回りたかった。

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ようやく屈指の湧水地である丸池様のそばの箕輪鮭孵化場ににたどり着く。何度も行き来し、それでもわからず歩いている人に尋ねる。地図もないため案内するから車に乗るという。まあ仕方ないかと、わかりやすいところまで行ってまた自宅まで送る。ほんの5分程度だったが、いまの自宅は安価だったため裁判所から購入したという。いわゆる競売か。自分も越してきてから6年目で、わかりににくかったという。おそらく山形県のどこかからか越してきたと思うが、まわりに家はほとんどない。久しぶりに人と話したようにうれしそうだった。75歳だと言っていた。299.8km。

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車を降りて歩くとすぐに牛渡川(うしわたりがわ)が見える。水が澄んでいる。

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そして丸池様。湧き水だけの池で透明度が高い。地元の信仰があり丸池様と呼ばれる。まわりの木々や、落ち葉もうかんでいたためよく見えなかった。期待していたほどではではなかった。苦労してきただけに少し疲れがでた。

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牛渡川底。上流からの流れだけではなく川の脇からも水が湧き出ている。

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また次の目的も決めずにとりあえず鶴岡市まで行ってみるかと出発。鳥海山が間近に見える。

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酒田市内に入り最上川河口近くによる。

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河口近くまでは行くことはできなかった。

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庄内空港まで国道112号線を南下。この国道は海岸を走り鶴岡市街地を抜けて山形市まで続くと知る。342.0km。

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駐車場に車はあるものの空港内に人はいなかった。発着は一日3便くらい。

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ここから鶴岡に向かうがどこに何があるのかわからず帰路に着く。大きな田んぼが平野いっぱいに広がる。

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ここからが迷走した。112号線を山形に向かうはずが、7号線を南下し、日本海東北自動車道に乗ってしまう。無料ということと山形自動車道につながるだろうという根拠のない楽観からあつみ温泉まで行ってしまう。すぐ先は新潟県、近道を考えるが戻るのが一番とまた鶴岡まで行く。大きなロス。あとで地図を見ると小国町を通るルートがあったと知る。あらためて準備不足を痛感。途中から月山を写す。

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月山湖の大噴水。水は寒河江川に下り最上川に合流する。昨日は平日のせいか噴水が出ていなかった。462.0km。

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道の駅にしかわで月山ワインと日本酒を購入した。車が広いからとといって車中泊がうまくいくわけではない。無計画は無駄がでてストレスになる、を知った走行距離591.6kmでした。さっそく次を計画だ。

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